家の中で余っていたインゲンを大量に消費するには何を作るべきか・・・ナスもある。そうだ、カレーにしよう。
カレーにいれればどんな野菜も大量消費することが可能です。
なお、筆者はドイツに住んでいます。材料は日本でも購入可能なものばかりですが、表記がドイツ語のものが出てきます。
材料
- 大きなナス
- インゲン
- タマネギ中1つ
- ニンジンの残り 半分
- にんにく 大きめ3かけ
- しょうが にんにくの半分くらい
- ひき肉
- トマト缶 400g
- 油 (ギーを使いました) 大さじ1ほど
- 塩 小さじ1ほど
- 水または牛乳200mlほど
- ヨーグルト スプーン2杯 (大匙3くらい?)
- スパイス
- コリアンダー 大さじ1
- ターメリック 小さじ1
- パプリカ粉 小さじ2くらい (辛いのが好きならカイエンペッパー)
- カルダモン 小さじ1/2
- ホールクミン 小さじ2
余り物や、悪くなる前に使いたいものを入れればよいかと思います。
トマト缶はこちらを使用しています。これはホールトマトですね。トマト缶はいつもこれを買うようになりました。これはノーマルですが、あれば辛味が追加されたものを買ってます。
使う油はどんなのでも良いのか
油は味のことを考えるならなんでも良いです。ココナッツオイルを使うと風味がよくなるのでオススメ。
サラダ油でも良いですが、健康面を考慮して我が家にはありません。サラダ油だとオメガ6をとることになります。オメガ6は様々なものに含まれるため、普通に生活していると多めにとることになります。炎症作用があるため、これをできるだけ避けるようにしています。
我が家ではオメガ6が少なく、オメガ9が多いエクストラバージンオリーブオイルが主役です。オリーブオイルの抗炎症作用を得るために、エクストラバージンを買うようにしています。値段は1Lで10ユーロほど。日本と比較すると、ドイツでは圧倒的に安いです。
オメガ3が多い亜麻仁油などは、加熱するような調理には使わないようにしてください。オメガ3それ自身は抗炎症作用が強いのですが、その分酸化しやすく、熱を加えることで酸化した油を摂取することになります。
オリーブオイルを使わない場合、バターから作られるギーを使います。ちなみに、今回はギーを使っています。ギーは良質な脂と言われていますので、サラダ油の代わりに使いたいものです。
今回使用したのはこちら。このギーは、バターの香りが割と強めに残っており、オムレツなどに使うといい風味を出してくれます。Bio(オーガニック)ショップで購入したのですが、240g入りで4ユーロくらいだったような気がします。調理内容によりけりですが、香りが強くつくため、サラダ油の代わりとして使うならKerrygoldなど、別のギーの方がよさそうです。
下処理
タマネギはみじん切りです。1cm角以下であれば良いです。1cmは大きめですが、それでもうまくできます。
にんじんは面倒なので、ミキサーにかけて細かくしました。
インゲンは洗って半分くらいに切っておきましょう。
ニンニクと生姜は擦り下ろして使うこともありますが、大変なのでミキサーにいれます。水を入れてジュース状にします。こんな感じです。実際には、ニンジンを鍋に入れた後に、ニンニクしょうがを作ります。そうすると、ミキサーについて取りにくいニンジンもしっかりと回収できます。
ナスビを半月切りにして、ボウルに入れて塩を振っておきます。ナスビが大量に入ると、ナスビの臭みが出てしまうことがあるため、ここで臭み取りをしておきます。放置している間に、他の材料を切っておくなどしておくと良いでしょう。
時間が経過すると以下のように、水分がぬけてきます。その水分の匂いをかぐとナスビの臭みがしっかりと感じ取れることでしょう。水を入れて、塩をぬきます。
調理
火加減は煮込むまでずっと強火です。ドイツだとメモリは3です。なんのことだ?と思ったらこちらをご覧ください。
まずは、ギーとクミンを入れます。
クミンの良い香りがしてきたら、玉ねぎをドバっといれます。ここで、塩を軽くいれておくと玉ねぎから水分が早く出ます。小さじ1/3くらい入れましょう。適当です。
玉ねぎにはあまり触らないようにします。ちょっと張り付いてきた?と思ったら木べらなどで混ぜて、また放置、を繰り返します。焦げそうになったらお水を入れましょう。今回は、油が多めだったのか、くっつくことはありませんでした。
これくらい、玉ねぎのカドがちょっと黒くなるくらいまでやりましょう。焦げた!と思って、心配する必要はありません。
そしたら、ひき肉を入れます。手が汚れるなーと思って、塩コショウの下味はつけてません。真ん中にスペースを作って肉を入れます。湯気がもくもくと出て、いまいち状態がわかりません。
お肉に少しの焦げ目をつけたらニンジンのみじん切りをいれます。
後で煮込むので、しっかり炒める必要はありません。次に、にんにくショウガジュースを入れて水分を飛ばします。なべ底にくっついているお肉などは、しっかりと取りましょう。写真では残念ながら、鍋の中がまったく見えません。息をフーフーしても綺麗に撮ることは不可能でした!
こちらの投稿で作ったチャーシューダレを作った時に、醤油づけのニンニクが残りました。
そのため、少し切ってこれもカレーの中にいれましたよ。
さて、にんにくショウガジュースの水分が良い感じに飛んだら、トマト缶をいれます。固い部分が気になる方は、ミキサーにかけてから入れたり、手でつぶして濾したりすると良いと思います。
いつもは木べらで鍋底をこすった時に、鍋底がすぐに隠れなくなるくらい水分を飛ばします。ですが、今回はトマトの酸味も使いたいな、と思ったので煮詰めるのはそこそこにしました。文章で伝えるのは難しいですが・・・
火はここから弱火にしましょう。私のキッチンではすぐに弱火にはならないので、ほぼ強火のままですが・・・
この投稿で紹介している、3.8%のヨーグルトをスプーン2杯入れます。もしもトマトの酸味が強い場合はヨーグルトを減らしたり、入れないという選択肢もあります。
一度混ぜてすぐにスパイスを入れます。
全体的に混ぜて、スパイスの香りが立ってきたらOKです。
水、または牛乳を200mlほど入れて温まってきたら野菜をいれましょう。ニンジン、じゃがいもなどがあっても良いと思います。
柔らかくなるまで15分、20分ほど蓋をしておいておきます。良い感じの色になってきました。
最終的に出来上がったのがこちら。さらさらとしたカレーですが、具沢山な野菜たちにより、皿の外へ流れずにすんでいます。
米はバスマティライスです。バスマティライスの炊き方を知りたい場合は、こちらを参考にしてみてください。
バスマティライスは軽いので、そしてこのカレーとの相性も抜群。トマトの酸味が良い感じで、お米もあっという間になくなります。ぜひ食べてもらいたい一品です。
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