1歳と3歳を連れて飛行機(国際線)で一時帰国をした

1歳と3歳の娘を連れて、コロナが始まって以来初めての帰国をしました。約3年ぶりの帰国となったため、1歳の子には初めてのフライト、かつ、両親とは初めての対面となりました。

2匹のモンスターを連れての帰省について、感想をまとめます。

帰省の条件

子供とフライトは以下のとおり。

  • 上の子 3歳1か月
  • 下の子 1歳3か月
  • フライトはミュンヘン空港 ― 羽田空港 ― 新千歳空港
  • 航空会社はルフトハンザ
  • 6週間の帰省
  • 子供は初めてのバス、電車、地下鉄

今回は約3年ぶりの帰省、さらに下の子は両親と初対面だったので6週間の帰省としました。3週間働いて、3週間休む。

家から飛行場までの移動について

ドイツの家から飛行場まで

第一に飛行場までの移動について、いくつかの手段があると思いますが、我が家は自家用車で行きました。理由は以下のとおり。

  • 電車で乗り継ぎが3回ほどある
  • 電車では3時間程かかる
  • 車では2時間ほど

シンプルに遠いです。フライトの出発時刻は12時40分でしたが、今回はコロナテストを実施する必要がありました。コロナテストはミュンヘン駅付近で前日に受けることもできましたが、家から遠いため、当日に空港でテストをうけました。

私は会社で事前にテストを行いましたが、嫁は空港でテストする必要がありました。テストの結果が出るまで1時間から2時間かかります。そのため、余裕を持つため、9時くらいには空港につくようにしました。朝早くの移動のため、荷物を持って、寝ている子供と一緒に電車で移動するのは大変です。そのため、車移動にしました。

6時出発の予定が、子供の準備等で遅くなり結局6時半から7時前くらいに出発。軽い朝ご飯をもって家を出て正解でした。

子供はずっと寝ていたので楽でした。電車だと乗り換えがあるので、もっと大変になるでしょう。

ミュンヘン空港付近の駐車場

駐車場はミュンヘン空港の駐車場を利用しました。私が利用したのはP51という、最安値の場所。6週間の帰省だったため、駐車場料金は高額になりました。確か165ユーロほど。プラス、1日超過で13ユーロほど。

電車を利用した方が100ユーロ以上安いのですが、私の場合は会社負担であることと、利便性の高さで、車移動を選択しました。

空港までは無料で、電車のSバーンにのれます。駅名は”Besucher Park”。Sバーンまでは少々距離があり、5分ほどかかります。雨の日だと結構濡れるので大変です。

もし空いていればP44を利用する方が良いかもしれません。こちらは空港までバス移動で、待合場所にはルーフがあるため濡れません。値段も同じです。

日本の空港から日本の家まで

新千歳空港からはJRでの移動でした。ドイツでは田舎に住んでおり、基本的に全て車移動なので、子供にとっては初めての電車でした。

電車の中では、1歳の子が興奮したのか抱っこ紐で抱っこしても、ギャーギャーうるさくて大変でした。泣いたわけではなく、大きな声を出して、あばれて。

空港についてから

コロナテスト実施

空港内にあるコロナテスト機関でテストを実施しました。チェックイン後の場所にもテストセンターがありましたが、陽性だった場合戻らないといけないため、チェックイン前に実施しました。

コロナテストについては別記事にしました。

コロナテストの結果が出るまで1時間でしたが、持ってきたごはんを食べたり、おむつ替えをしたりしていたら割とすぐ時間が過ぎました。

チェックイン

チェックインは、無人のチェックイン機を使いました。有人のところでチェックイン手続きをする方が失敗もなく安心なのですが、かなり長い列が出来ていたため断念しました。

チェックイン機は待ち時間0で使うことができました。予約番号を入力し、パスポートを読み込み、手続き完了。

日本についてから気づいたのですが、一部のチェックインに失敗してました。ミュンヘン空港から羽田空港までの搭乗券と、羽田空港から新千歳空港までの搭乗券が機械から出てきました。しかし、羽田空港から新千歳空港までの搭乗券が1枚足りていませんでした。

画面にはエラーが表示されていたのですが、搭乗券が出てきていたため問題なしと勘違いしました。幸い、羽田空港についてからANAカウンターで処理してもらえました。

荷物を預ける

チェックイン終了後、荷物を預けることができます。4人家族で、荷物はキャリーケース2つ。1つは機内に持ち込めるサイズ。2つを預けました。

ベビーカーは預けずに持っていく

ベビーカーは搭乗ギリギリまで乗ることができるので、預けないようにしましょう。搭乗口前にベビーカーを置くと、現地まで運んでもらえます。

日本では空港でベビーカーを借りることができますが、他の国、少なくともミュンヘン空港にはありません。ベビーカーなしだと大変なので、ベビーカーを持ってくることをオススメします。

保安検査場での手荷物検査

基本的に飲み物は持っていけないのですが、子供がいる場合、子供用の食べ物や飲み物を持っていけるようです。私はこれを知らなくて、検査場の手前で全部捨ててしまいました。

家で食べなれているものをしっかりと持ち込んだ方が良いでしょう。

なお、ミュンヘン空港では厳しい検査はされたことがありません。荷物をおいて、X線にかける他、金属探知機で検査されて終了です。

出国手続きは余裕を持って行う

羽田空港では保安検査の後すぐに出国手続きするつくりになっていますが、ミュンヘン空港では異なります。保安検査場を出た後、出国手続きの場所は離れた場所にあります。

保安検査後の場所にお店も沢山あるため、勘違いしやすいです。少なくとも私は1度勘違いし、ギリギリになって出国手続きをしたことがあり、焦りました。

ミュンヘン空港では国内線も国際線も同じ保安検査場を使っていますので、気を付けましょう。先に出国手続きの場所まで行って、免税店で楽しむことをオススメします。

食べ物のコスパは超悪い

出国手続きのあとは、カフェでパンを食べてドリンクを飲みました。コスパは超悪いです。超簡単サンドイッチも8ユーロとかします。

出来れば、食べ物は持っていく方が良いでしょう。

搭乗と飛行機内での過ごし方

子連れは優先搭乗ができる

子連れの場合、優先搭乗ができます。最初に入るとスムースに座席まで行くことができ、子供のための準備に時間を使うことができるので、必ず優先搭乗しましょう。

ベビーシートを借りるため座席はできれば真ん中の先頭にする

今回のドイツから日本のフライトでは、座席が窓側3席でした。1歳の子はひざの上。常に子供を抱えている必要があるので、子供が寝ている時もなかなか休むことができません。窓側の席に子供を横にして寝かせて、親のひざに頭か足を乗せて寝かせていました。そして、もう一人の子供をみている必要があるので大変です。

真ん中の先頭の席に座ると、ベビーベッドを借りることができます。先頭の席なので、つまりトイレのすぐ近くです。人の通りは増えますが、ベビーベッドを借りる方が楽なので、もしその座席をとれるのであれば取ることをオススメします。

日本からドイツのフライトでは、ベビーベッドを使うことができたので、子供が寝ると、子供をそこに置いて親も休むことができました。

子供は耳抜きする必要あるのか

飲み物を飲ませたり、おやつをあげたりして、口を使うことによって耳抜きできるらしいですが、今回は特に気にしませんでした。特に子供が泣いたりすることもありませんでした。

気になる場合、手元に飲み物を置いおくと良いでしょう。

おやつを食べて映画を見て遊んで過ごす

ドイツから日本へのフライトでは、子供が泣く頻度は少なかったです。ただ、フライトの中では普段よりもストレスを感じるでしょうから、いつもより頻繁におやつをあげていました。ご機嫌取りですね。

機内で見れる子供用の映像をみたりして時間を過ごしました。理解できなくても、ゲームの画面を見せたりしました。画面に触ることによって、画面の状態が変わるだけでも子供にとっては興味深いようです。

しかし、それだけではさすがに飽きるため、普段使っている小さいおもちゃも持参しました。色塗りをさせたり、人形で遊ばせたり。

ミルク用のお湯はもらうことができる

ミルクを作るために、機内でお湯をもらうことができます。CAさんを呼んで、お願いすると持ってきてくれるのかもしれませんが、私は機内の最後部へ行って入れてもらいました。

すぐには飲めないので、常温の水を混ぜて冷やすことですぐにあげれるようにしました。

ベビーミールをもらう

赤ちゃん用のご飯ももらうことができます。瓶に入った離乳食で、スプーンでそのままあげることができるタイプでした。ドイツ在住の方ならお世話になったことがあるでしょう。

子供の口に合うかどうかわからないので、いつも食べさせているものを持ち込んでおくと安心です。

大人は1人ずつ食べる

2人同時に食事をとると子供の面倒を見ることができません。そのため、どちらかが先に食べて、交代するのが良いと思います。1人が自分のご飯を食べながら、上の子に食べさせる。自分の食事が終わったら片付けてもらい、下の子に食べさせる。

結構大変です。

おむつ交換

おむつ交換は機内のトイレ内で行います。ベルトはありません。上の子は90cmを超えていますが、さすがに機内のおむつ交換台に寝かせておむつ交換をするのは大変です。

狭くて怖いのか、横に寝てくれなかったので抱っこしながら交換したりしました。

抱っこ紐で寝かしつけ

機内では揺れることがあり危ないので、立って寝かしつけをするときには抱っこ紐を使う方が安心です。眠そうにしていても、どうしても寝てくれないときや、泣き止まなくて大変なときには、抱っこ紐で抱っこして安心させる必要があるでしょう。

日本からドイツへのフライトでは、下の子が30分ほどずっと泣き止みませんでした。何をやってもダメでした。触るとのけぞったりして大変。。。先頭の席で足元が広かったので、足元においてずっと泣かせたら少し落ち着いて飲み物を飲んで寝ました。

持って行った方が良いもの

おやつ類

機内は狭く、行動が制限されるため、普段よりもストレスが溜まりやすいです。そのため、子供の好きなおやつを持っていくことは必須でしょう。

チョコレート、飴、栄養補助食品みたいなおやつなど色々持って行くのが良いでしょう。

子供用の着替えとおむつ交換グッズ

おむつをしていても、うんちを漏らしたり、おしっこがおむつに吸収されずに、服が濡れてしまうこともあるでしょう。いつでも服を交換できるように、手荷物に子供用の着替えを入れておくのが良いです。

先頭の席に座っていると、テーブルが不安定で飲み物をこぼす可能性もあります。大人用の服を持っていくかどうかは、お任せしますが、気を付けた方が良いです。

また、機内の温度はルートによるのか、行きのフライトと帰りのフライトで全然異なりました。行きはドイツから中国経由で日本へ、帰りは日本から北極を通ってドイツへ。行きは半そでで良いくらい暖かかったのですが、帰りはジャケットを羽織っていても冷えました。そのため、毛布もかけていました。

この温度差に対応できるようにした方が良いです。薄めの長袖の服にアウターを着せて、着脱を簡単にできるようにしておくと良いでしょう。

ちなみに、北極を通ってきたときに見た外気温はマイナス40度ほどでした。100mあがると0.6度温度が下がります(と、学校で習った記憶がある)。私が見たときは高度12000mだったので、地表温度からマイナス72度。ある程度上空までいくと温度の下がり方がゆるやかになるのでしょうが、北極側を通る方がきっと寒くなるのでしょう。

ゴミ捨て用の袋

おやつを食べるときにはゴミも出ます。子供用のおやつの袋は小さいので、ゴミ袋にまとめておいてある程度たまったところでCAさんに渡すのが良いでしょう。

何度も呼び出しするのは、どちらにとっても大変でしょうから。

小さい荷物をまとめる用の袋

今回は子供が持つようのカバンも持っていきました。おもちゃを入れる小さいものです。20㎝ × 10cm × 5cmくらいのものでした。それプラス、おやつをいれた袋など、小さいものをまとめて入れるようの袋があるとものを失くしにくいと思います。

機内用のサンダル

親用ですが、機内用のサンダルがあると楽です。靴を履いていると常に圧迫されて疲れますので、少しでもリラックスできるように、かつ荷物にならないようにペラペラのサンダルがあると良いでしょう。

普段から使用している前掛け

子供がご飯を食べるときの前掛けは、普段から使っている物が良いでしょう。使い捨てのものなどを持っていく場合は、事前に何度もつけさせて慣れさせておくべきです。

いつもと違うものを使うときは、ストレスを感じるはずなので、子供のストレスが小さくなるように考慮しましょう。

耳栓やアイマスクは使わなかった

嫁が耳栓やアイマスクを持って行ったのですが、結局使わずじまいでした。そこまで寝る時間がありませんでした。アイマスクや耳栓をしない方が、子供が何をしているのかすぐにわかるため、使いませんでした。

結局、荷物をゴソゴソしている間に落としたのか、行きのフライトで失くしました。

一時帰国で大変だったこと

最初の1週間夜泣き

ドイツから日本への移動で、時差ぼけがありました。ドイツでは夜泣きしなかったのが、日本に帰ってから最初の1週間は夜泣きで大変でした。親も寝れていないにも関わらず、夜中に泣くため大変でした。

私は最初の3週間は仕事していましたが、パフォーマンスはあまり良くなかったと思います。体調が悪い状態で休みに入るよりは良いですけどね。

出来ることなら、2日目のお昼すぎ(お昼寝のあと)に子供を外で沢山遊ばせてしっかり疲れさせるのが良いです。そして、夜にもしっかり寝てもらう。

子供のストレスが大きかった

多くの子には、精神安定のためのものがあると思います。それは人形だったり、タオルだったり、常に持ち歩くことによって、ストレスを低くしてくれるもの。うちの子の場合は、それが寝るときに使っている毛布だったため持っていくことができませんでした。ピンク色の毛布なので、ピンクと読んでいます。

2週間を過ぎたくらいから、よく「ピンクに会いたいよ。さみしい。」と言って泣くようになりました。1か月くらいするとギャン泣きしたり。ストレスが溜まっているため、不機嫌になっていることが多く、家でも小さなことで泣くこともしょっちゅうでした。

毛布のカドをいつもカリカリしているので、次回は切り取って持っていくべきか・・・悩みどころです。もし、そういうものをまだ持っていない子供であれば、持っていけるようなものに慣れさせておくと良いでしょう。小さいタオルやハンカチなど。

一時帰国で良かったこと

一時帰国をして1か月以上日本に住んで、子供はよく成長しました。

身体機能があがった

日本の家は2階建てで、階段があります。そのため、毎日そこを通ることで階段をスムーズに上り下りできるようになりました。1歳の子も、手をつないで上り下りできるようになったのでビックリです。

3歳の子は1段ずつ上り下りしていたのが、スタスタと上り下りできるようになりました。

より良く話すことができるようになった

おじいちゃん・おばあちゃんが家にいるため、常にかまってもらうことができました。そのため、ドイツで生活しているときよりも多くの会話をしたことになります。

これにより、以前よりも上手に話すことができるようになりました。語彙が増えて、言葉の量も増えたのでとても良い経験になったでしょう。

スマホ依存度が減った

ドイツに住んでいるときは、私は仕事に行っている間は、嫁が2人の子供をみることになります。料理中や掃除中はかまってあげることができないため、その間に1人遊びに飽きたらスマホを要求してきます。そのため、一時帰国前はスマホでYoutubeを見ている時間が長かったです。

日本ではほとんどスマホを触ることがありませんでした。常にだれかにかまってもらっていたので、精神的に満たされていて、スマホを必要としない環境だったことが大きいです。また、ショッピングに行ったり、沢山遊ばせることで満たされたのでしょう。

ドイツに戻ってしばらくしたらどうなるかはわかりませんが。

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