ドイツで壁に黒カビが出現したので白いペンキで塗りつぶしてみた

ドイツ

ドイツ生活5年目。今住んでいる家のキッチンには換気扇がついているものの、その出口が通気口まで伸びていません。換気扇につけている紙が、空気に含まれている油を取るだけで、いわゆる「換気」はしてくれません。

そのため料理をするときには窓を開けて換気する必要があります。冬になるとさすがに寒いので、窓を完全に開けっ放しで料理するのは難しい。そのため、以前は窓の上の方だけを開けながら料理したりすることもしょっちゅうありました。

その結果、窓の淵にはカビがぎっしり・・・カビを取るため、カビ用の洗剤をタオルにつけて拭いたことがありますが、カビが拭いた方向に伸びただけでした。

大家さん夫婦が別件でうちに来た際に、奥様がそのカビを見て「Scheiße!」と言ってました。日本語でいうと「クソッ!」とか「畜生!」とかっていうひどい言葉です。

大家さんから壁を塗ってもらってくれと言われ、業者に頼んで壁を塗ってもらったものの、寒くなってから1〜2ヶ月ほどでまたカビが生えてきました。それがこちら

おいおい!ほとんど意味ないじゃないの!天井の方もこんな感じでカビが生えています。ちなみに、以前は、天井の壁紙が剥がれていました。

壁を塗ってもらってからは窓は全開にするようにしています。上だけを開けるということはもうしていません。しかしながら、カビちゃんは元気に増えていきます。。。−12度とかの日はあったけどちょっと復活が早いんじゃないの〜?

と、いうことで、自分でなんとかしないといかんな、と思いやってみました。

白い塗料とローラーを準備

さて、初めてのことですので、軽く調べてから近くの工具店に行ってみるもののまったく同じ商品はありませんでした。まあ、似たような商品が5Lとか大きいサイズので売っていたので、壁に塗るものだろうと予測がつきます。今回はカビの上から塗るだけなのでそのような大きいサイズは必要ありません。

で、見つけたのがこちら。

一番小さいサイズでもこの1Lからでした。値段はおおよそ14ユーロ。

塗料を塗るときに使うコロコロローラーも必要だろう。。。こちらは親指の長さくらいの一番小さいサイズで、4ユーロくらいでした。

開封してローラーでヌリヌリ

塗料を開封してみるとこんな感じ。

まるで水性の絵の具のようです。手についてもティッシュで拭いたり、水で洗えば簡単に落ちます。

さあ、上の壁をこのようにローラーでころころ。

ローラーにつきすぎた塗料をとるための、格子状のプラスチックの板も売っていました、そこまで本格的にやらないので買いませんでした。よって、少量つけてヌリヌリコロコロを繰り返していきます。

窓側の方は、ローラーが入らなかったので、日本の100均で購入していた習字の筆を使ってぬりました。テープを木枠に貼って、色がつかないようにもしましたが、ついたとしても割と簡単に取れます。

塗った結果は?同じ白と言えども色が違う

さて、素人中の素人が塗った結果はいかに・・・

お?窓側にカビなんていなかったんじゃないの?

お?カビなんて天井にいなかったんじゃないの〜?

思ったよりも圧倒的に簡単でした。小さい範囲を塗るくらいなら全然余裕です。しかし、よーく見てみると若干色が異なります。写真だとわかりにくいですが、新しく塗った箇所は少し青い感じがします。まあ、狭い範囲で塗っているので、これくらいは問題ないでしょう。

壁全体を塗り直すときには、全く同じ塗料で塗らないと壁の色が違うので、「やり直し!」と大家さんから言われる場合もあるとか。今回はそういうものではないので、問題なし。

ちなみに、通気口に換気扇がつながっていないのになぜか油が垂れた跡みたいなのがあったので、こちらも塗りました。こっちの方が色の違いは写真に出ているかも・・・?

カビが出現しても、壁にうんちがついても大丈夫

もうこれでカビが出現してもすぐに対応できるようになりました。思っていたよりも数倍簡単です。

以前、業者に壁を塗り直してもらって割とすぐに、1才児が壁に向かって便をしてしまうという大事件が発生・・・おむつを脱いで歩きまわっている最中の不幸な出来事。きれいな白い壁を茶色で上書き。

その前は緑のクレヨンで落書き・・・

子供の手の届くところなので、子どもたちが寝てから塗るしかありません。年末の大掃除の一貫としてやろうと思います。

カビは何度でもやってくる

壁を塗ったあと、1〜2週間ほどで少しずつカビがまたやってきました・・・業者にやってもらったときにカビ除去をしなかったんじゃないのか?今度は以下のようなカビ取り剤をかって対処してみました。

SCHIMMELと書いていますがカビのことです。今回の敵はこんな感じ。以前よりも少しずつ広がっているような気がします・・・以前カビ取りしたときは、角の部分がちょっと濡れっぽく、結露しているような気がしました。

さて、天井だとカビ取り剤を噴射してもが流れてしまうのでビニール袋を使って密着させました。

それでも、溢れたぶんは下にもれます。この漏れてきた液体には、カビが含まれており、黒い駅で壁に色がついてしまうので、できるだけ早く拭き取ります。で、5分から10分ほど放置してから拭き取りました。

だいぶ色が薄くなりました。天井に張り付いている壁紙が一部割れているのですが、その裏にカビがいるような気もします・・・そして、前回はカビの上からそのまま塗ってしまったので、その色が透けて見えているため、完璧には白くなっていないような気がします。

最初のこの記事を書いてから、すでに3回くらいカビ取りの対応をしています。。。そのため、今回はカビ取り剤を壁にも塗りつけておきました。乾燥したらペンキをぬって綺麗にしたいと思います。

いや、マジで30分〜1時間使っていて時間の無駄です・・・換気扇の出口をしっかりと外につないでほしいものです。

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