世の中のお父さんに朗報です。材料や使う道具は少なく、しかも簡単に出来ておいしいバスクチーズケーキを作ってみませんか。バスクチーズケーキを作るのは、これで2回目の挑戦です。最初に作った時も、なめりかしっとり、ものすごく美味しくできたので、2回目にチャレンジしてみました。
これを作れば、家族に喜んでもらえること間違いなし!コーヒーや紅茶と合わせて食べてみてください。
焼きたてすぐでも食べますが、1日置くことでおいしさが10倍です。その日に食べるのはやめましょう。
それではレッツゴー。
材料
私はドイツ在住のため、ドイツで販売されているもので作っています。
ドイツ在住者向け
フィラデルフィアクリームチーズ 175×2
生クリーム 30% 300g
黒砂糖 70g
卵 Mサイズ 3個
小麦粉 大さじ2
砂糖によって異なるとは思いますが、甘さ控えめです。甘味を強くしたい場合、20g足すと良いかもしれません。
日本在住者向け
日本で販売されているもので合わせるのであれば、以下の分量で良いのかな、と思います。上記の分量と比較し、割合が異なりますがあまり気にしなくても美味しくできるはず。
日本だと濃い生クリームが簡単に見つかるので、より濃厚なチーズケーキになるでしょう。そのため、もしかすると黒砂糖は70gのままでも良い可能性があります。
フィラデルフィアクリームチーズ 200×2
生クリーム 40% 300g
黒砂糖 80g
卵 Mサイズ 3個
小麦粉 大さじ2
クリームチーズ
日本で販売されているフィラデルフィアクリームチーズのサイズは200gのようです。ドイツでは175gが一般的で、たまにファミリー用の大きなサイズも見かけます。350gだったろうか。忘れましたが、300g以上は入ってました。
生クリーム
ドイツで4年以上生活していますが、私の生活エリアで40%の生クリームを見たことがありません。他のドイツ在住者のブログで40%のものを見つけました、という記事を見たことがありますが、おそらく大きな街に住んでいるのでしょう。私は田舎です。
このへんで見かけるのはせいぜい32%がいいところです。今回使用した生クリームは30%ですが、常温で販売されており、保管しやすいんです。ちなみに、NORMAというディスカウントスーパーで販売されている生クリームです。
砂糖
砂糖はなければグラニュー糖でも良いのかもしれませんが、コクが少なくなると思います。買い忘れてもう一度買いに行くの面倒だよ!という場合以外は、黒砂糖を用意してください。糖分は体に悪いですが、黒砂糖ならグラニュー糖よりはマシでしょうし、コクもでるし一石二鳥です。
これはBioショップという、いわゆる無農薬に近い原料のみを使って作られた製品のみを販売している場所で購入しました。ドイツには土地が十分にあるため、農薬を使わない生産者が多く、Bioショップも多く存在します。RAPUNZELのこの砂糖は、少し固まっていて出すときにゴロンと出てきます。少々使いにくいのですが、コクがありこれで作る黒豆は最高です。
小麦粉
この小麦粉は、少なくとも南ドイツならどこでも買える?北は知らない。100gあたりのミネラルの含有度によって数値が変わるようです。つまり、精製されるほど値が小さくなり、全粒粉に近づくほど大きい値になる、ということでしょう。
こちらの方の比較がわかりやすいです。すばらしい。
日本の基準でいうと、ドイツで買えるものはどれも中力粉に該当するようです。日本在住なら薄力粉で良いでしょう。薄力粉でも、強力粉でも、家にあるもの使いましょう。他の材料に比較して分量が少ないため、特に問題にはならないでしょう。
必要な道具
ボール
ボールは必須アイテムです。この中で材料をまぜます。似たようなものがあれば、それを使ってもいいのかもしれません。たとえば、炊飯器とか。ただし、使い心地に問題があるかもしれません。
奥様に文句を言われるかもしれません。炊飯器を使う場合はいない時間を狙って作るなり、使用後にしっかり洗うなりしましょう。
ゴムベラ
ゴムベラはとても便利です。ホイッパー、つまり泡だて器を使っても良いのですが、洗うのがとっても面倒です。ホイッパーを使うのはやめましょう。
しっかりと混ぜるためには、周りについたクリームを取りこみながら混ぜる必要があります。ゴムベラはこの点において非常に優秀ですので、ゴムベラにしましょう。
他にお菓子を作らないし使い道がない?ソースを使った料理を作るときにも活躍しますので、もし家になければ1つ購入しておくと良いと思います。パスタのソースをあますことなく取るときのも使うことができます。オイルソースでもクリームソースでも、トマトソースでも、です。
型
もしかしたら、ケーキ用の型がない可能性がありますね。オーブンに入れることのできる耐熱容器があれば、それで良いです。が、大量にケーキの生地を流し込める大きさのものがありますか?
将来的に、家族からまた作ってくれと何度も言われる(はず)なので、買っておきましょう。我が家の場合、嫁も作るので、私自身が作りたい食べたいと思わないと作りません。たぶん、我が家は特殊でしょう。
クッキングシート
クッキングシートはなんでもよし。
作ってみよう
クリームチーズのフタを開けて、レンジに放り込みます。800W?で30秒くらい。少し温まって、混ぜれるくらいになれば良いです。
クリームチーズをボールに入れたら、ゴムベラで混ぜてなめらかにしましょう。この段階では適当でよくて、20回くらい混ぜれば十分でしょう。
そして、黒砂糖を流し込みます。
全部いれました。
まぜていきます。黒砂糖はグラニュー糖に比べて粒が大きく、少々とけにくいです。
根気よく混ぜていくとつぶつぶが少なくなって、なめらかになっていきます。
さらに混ぜていくと、良い感じの色になり、つぶもほとんどなくなった状態になります。ここまでなめらかになればOK。
つぎに卵を1つだけいれます。卵を割るときに、殻が入ってしまう可能性があるため、一度容器にいれるのをオススメします。こうすることで、失敗して殻が入っても取り出しやすいです。このまま、ドボンします。
少しまぜたらこんな感じ
しっかり混ぜたらこんな感じ。
1つ入れて、混ぜる。1つ入れて、混ぜる。3つの卵を入れてしっかり混ぜたら、このように黄色がかった生地になります。
小麦粉を入れます。ふるいにかけて細かくする必要は一切ありません。少々の塊があっても問題なし!塊がある場合は、つぶしながら混ぜていきます。
生クリームを入れて混ぜます。3回くらいにわけましょう。100mlくらい入れて、まぜる。100mlくらい入れて、まぜる。を、3回やりましょう。
クッキングシートをお使いの型の大きさに合わせて切りましょう。片手でくしゃくしゃに握りしめて、水にくぐらせます。そうすると柔らかくなって型にはめやすいです。当然、濡れていても問題なし。型にはめます。
生地をトローリと流し込みます。生地は結構ゆるかった。
220度に余熱したオーブンにいれて45分置いておきます。小さい家にも、このサイズの大きいオーブンがあるんだけどなぜだろう。オーブンが小さく、生地が熱源に近い場合は、200度でも良いかもしれませんが、私は試せません。膨らみますのでご注意を。
焼いている間、ドーナツを食べてコーヒーを飲んで待ちましょう。これは、ALDIというスーパーで購入したドーナツ。ちなみに、SINZというパン屋の提供らしい。
チョコの中身はこんな感じ。しかし、白いドーナツがNO1。中にクリームが入っていて、糖分たっぷり。体には最高に悪いですが、ドーパミンがドパドパで脳は喜びます。
焼きあがった直後がこちら。まだまだプルプルしていました。記事はふくらんでいます。
違う角度からみるとこんな感じ。
その辺において、余熱をとりましょう。その後、冷蔵庫へ入れて1晩寝かせます。
そうすると・・・
ふくらんだ部分がへこみました。型から取り出してみると・・・
クッキングシートをくしゃくしゃにしているだけあって、見た目は綺麗ではない。しかし、カットすると綺麗な断面が現れます。
猫ちゃんケーキと言われたので、最後にトッピングをして完成。赤い鬼のツノ付き。巨大イチゴ。
表面のコゲた部分がキモです。このほろ苦さが、全体の味を大人の味にしてくれます。
以前作ったレシピは全体量が今回よりもを多かった。その時はクリームチーズは500g。今回はチーズが少なく、小麦粉の分量を相対的に多くしました。かつ生クリームが2%低いものを使ったので、前回より味がさっぱりしている印象。
40%の生クリームを使って作って、小麦粉も大さじ1にして作ると、もっとクリーミーなチーズケーキになるでしょう。作ってみたいところですが、40%生クリームの入手がドイツでは難しい。
コメント