普段はドイツに住んでいます。しかし先日、3年ぶりに日本へ一時帰国をしました。
すぐに感じる違いといえば、水。ドイツではかなりの硬水で、日本の多くの場所では軟水です。札幌に滞在していましたが、シャワーを浴びたときには塩素の香りを感じました。
軟水でカレーを作ったらとろみがつきにくかった
ドイツで良くカレーを作りますが、わりととろみがつきます。日本に帰ってから、同じように作ったつもりのカレーはとろみが少なく、結構シャバシャバなスープカレーみたいな感じになりました。
硬水は料理の臭み抜きに使え、軟水は素材の味を出しやすい、というのは聞いたことがありますが、とろみについては聞いたことがありません。単純に材料の分量がちょっと違ったのか、それとも本当にこの辺の違いが出る理由があるのか、知りたいところです。
軟水でサラサラ、硬水でゴワゴワヘアーになる
日本に行って、シャワーを浴びて、湯シャンしたらすぐに髪の毛がサラサラになりました。2日目はさらにサラサラに。それ以降はそんなに変化なく、サラサラをキープ。
そして、ドイツに戻ってきてからシャワーを浴びると、1日目は少しゴワついた感じに。2日目にはシャワーの後に髪を上にあげるとスーパーサイヤ人になりました。
なぜ髪の毛がゴワついてしまうのか
硬水には軟水よりも多くのカルシウムとマグネシウムが含まれています。シャンプーを使うと、その洗浄成分が、このカルシウムとマグネシウムと反応して金属石鹸と呼ばれる石鹸カスができます。
石鹸カスは酸性の水には溶けますが、水には溶けないため、シャワーでしっかり洗ってもなかなか落としきれません。
石鹸カスをしっかりと落とすことができたとしても、シャワーの硬水の中にはカルシウムとマグネシウムが入っていますので、それらが髪に付着するため軟水を使っているときよりも髪はゴワついてしまいます。
髪をサラサラにするシャンプーを使うべし
ドイツでいくつかシャンプー製品を買うと、髪をサラサラにできるものと、できないものがあるのがわかりました。
きっと、石鹸カスを溶かす成分が入っているのだと思います。硬水地域では、それらのシャンプーを使うことをオススメします。軟水を利用することを前提に作られた日本の製品を持ち込むよりも、現地の水に合わせて作られたもの買った方が良いでしょう。
湯シャンのみで洗う
私はシャンプーを使わず、湯シャンのみにしています。ドイツにきてからシャンプーの利用頻度を2日に1度、3日に1度、1週間に1度…みたいに少しずつ使用する回数を減らし、今ではまったくシャンプーを利用しません。
シャンプーを毎日使うと、皮脂を洗いすぎてしまいます。皮脂がなくなるため、体はより多くの脂を出すようになります。毎日シャンプーで洗うことによって、皮脂を栄養としている常在菌も少なくなります。そのため、毎日しっかりとシャンプーをしなければ、余分な皮脂の処理をしきれずに頭が脂っぽい頭になってしまいます。
湯シャン開始後すぐは、脂っぽくて気になりますが、続けていれば適度にしっとりした髪になるのでオススメ。
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