ドイツのキッチンで排水口の詰まり!簡単につまりを解消するには?

ドイツ

ドイツの今の家に住みはじめて5年ほど。ついにキッチンの排水管が詰まりました。完全に詰まったというわけではありませんが、水の流れがかなり遅くなりました。

ドイツ語が堪能ではない私にとって業者に電話をかけて解決するのはちょっと大変。ぼったくるような業者もいるようだし、できれば自分で解決したい。。。ということで、どうやって対応したか書いて、このページを見てくださった皆さんが自分で実践できるようにしたいと思います。

まずはドイツ版キッチンハイターをしてみる

排水管内部に何かがつまっているから流れが悪くなるわけです。で、あればまずはそれらを溶かして流してやればいいじゃないか!ということで、以下のような製品を使いました。前回使い切ってしまったので写真は会社のページから持ってきました。

ページを見てみると、プラスチックの排水管にも使えると記載があるので、排水管を痛める心配もありません。

今回は寝る前にこれを排水口に流し、朝一番に水を流しました。これによって、状況をさらに悪化させてしまいました。昨日よりも流れなくなったのです。

よいこの皆さんは、説明書きをちゃんと読みましょう。おそらく15分〜30分くらいおいて、水を流してあげるのが正解だと思います。

排水管をあけて掃除する

上記の薬品でうまくいかなかったため、もう少し面倒なことをしてみます。それは排水管を開けての掃除です。キッチンハイターのような薬品を流したとしても、薬品の効果がでる箇所というのは限定されています。下の排水管をみてください。我が家の排水管です。

排水管の下の部分がU字になっていますね。薬品が留まるのは、基本的にこの部分のみになります。右側に続いている排水管の高さよりも多くの水が左側にたまることによって、圧力の差がうまれて水が流れるという仕組みです。これによって、臭い匂いを水でガードできるということですね。

もし、U字部分が原因であれば、上記の薬品で内容物を溶かすことで、水で流れやすくなります。

もしかしたら溶けないものも入っている可能性があるため、開けて確認して掃除をします。私はU字の部分から掃除しました。下にバケツをおいてから、パイプについている大きなナットみたいなものをくるくる回して外します。一本だけプラスチックの爪楊枝みたいなものがありました。その後、使わなくなった歯ブラシ等で掃除します。

一箇所掃除したら、またパイプをもとに戻した後、他の箇所も同様に、外して掃除しました。

全部掃除しましたが、未だに排水が遅く、水がたまってしまいます。

最強のスッポンを使って物理的に内容物を押し込む

最終手段はこちら。スッポン。ラバーカップ。英語でPlunger。ドイツ語でSaugglocke。

手の届かない箇所の内容部は、水の力を使って押し込んであげる以外ないでしょう。こちらはBaumarkt(南ドイツの一部にしかないけど・・・)で購入しました。他の地区に住んでいる方でもホームセンターに行けばあるでしょう。4ユーロちょっとで購入しました。

まずは、キッチンに水をためます。排水管に水を貯めることが大事です。排水管内に空気が入っていると、うまくいきません。空気は圧縮したり、膨張したりしますので、力をうまくパイプの奥に伝えることができません。そのため、水をためてからスッポンを排水口に当てます。すっぽんにも水が入らない方が力が伝わると思います。

キッチンまわりには何もおかないようにしましょう。スッポンで押し込んだときに、周りの水にも力が加わります。そのため、ちょっと汚いであろう水がシンクの周りに飛び散ります。

さて、我が家の排水管をもう一度見てください。上の方にシンクにくっついている箇所があります。そして、そのすぐ左側にもパイプが伸びています。。。左側は洗ったものを置くようなスペースがあって、そこにもつながっています。そのため、こちらも水で満たして置かないと力が逃げてしまいます。

シンクに水をためたのち、左側にも水を流して満杯にしました。そして、水が逃げにくくなるように、ゴム手袋を使って入口を塞ぎました。最後にスッポンをシンクの方から何度も押し込みます。このとき、キッチンの床か壁の方から「ぐぉぉぉっぉおおおおーーーー」っというような凄い音がしました。これは詰まっていたものがメインの大きいパイプに流れていったことで聞こえた音でしょう。

水を流してみるとその後はスーっと流れました。

まとめ

ドイツの排水口には日本の様に、食べ物が流れて行かないようにするためのものがありません。そのため、小さいものはなんでも流れてしまいます。例えば米を洗っているときに落ちた数粒は、そのまま排水口へおさらばです。

定期的にキッチンハイターみたいなものでパイプを綺麗にしつつ、詰まったらスッポンを使って対応しましょう。

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