ドイツでGans(ガチョウ)の丸焼きをしてみた

ドイツ

ドイツではクリスマスにガチョウ(Gans)の丸焼きを食べるらしい。クリスマスではなくても普通に冷凍のガチョウが売っています。誕生日のディナーとして丸焼きをしてみたので、レシピを書いておきたいと思います。

こんな感じで売っています。

総重量はなんと3.2Kg!!

いきなり調理はできないので、解凍する必要があります。私は、地下倉庫に1日放置して解凍しました。

レシピ

要約してレシピを書いておくと以下の通り。

材料

  • 中に入れる用
  • さつまいも1本
  • かなり大きいリンゴ3/4
  • ブロッコリー
  • 味付け用
  • ヒマラヤ岩塩20g
  • 黒コショウ10g
  1. 塩と黒コショウはミキサーで粉砕しておく
  2. 中から内臓を取り出す
  3. お尻の部分(ぽんじり?)を切り落とす
  4. 塩コショウを中と外に、まんべんなく塗って90分ほど放置する (網の上に置いて水分が下に落ちるようにすると良い)
  5. さつまいも、リンゴ、ブロッコリー等を中につめる
  6. 鳥からおちる脂の受け皿をアルミホイルで作ってオーブンに入れる
  7. お腹を上にしてオーブンに入れ、180度で50分
  8. 背中を上にしてオーブンに入れ、180度で120分。20分毎に下におちた脂をお肉の皮に塗る。
  9. 220度で30分。このうち、15分くらいで火を止めて余熱で15分の合計30分。

下処理

袋をとると以下のようになっています。

中には袋詰めされた内臓が入っています。

取り出すとこんな感じ。

この中には、心臓、レバー、砂肝などが入っています。

袋を取り出すと以下のようにスッポリと穴が開くので、ここに野菜を詰めるわけです。

岩塩と黒コショウをミキサーに入れて粉砕しておきます。もともとがこんな感じで

粉砕すると以下のようになりました。やりすぎた感じ。

これをまんべんなく塗っていきます。

野菜を切って中に入れる

野菜は好きなものを入れればよいと思いますが、カモの丸焼きをしたときに、さつまいもがおいしかったので、これをベースにしました。リンゴは味が全部抜けたので、ない方が良さそう。

3時間かけて火を入れるので、大き目に切ると良いです。

中につめたら、つまようじをしておきましょう。

おしりの部分(ぽんじり?)は水分が溜まっており、美味しくもないしスープやソースにもつかえない、と参考にしたYoutuber(ドイツ人の料理人)が言ってました。

オーブンで丸焼きにする

180度に余熱したオーブンの下の方に天板をいれ、アルミホイルで作った脂受けを入れておきます。そして、そのうえに網をいれて鳥を乗せます。このとき、お腹が上になるようにして入れます。

50分放置したら一度取り出します。

お腹側は良い感じに焼けているように見えます。これをひっくり返すのですが、重いのでトングでは無理でしょう。熱いので、キッチンペーパーを使って足をもって、ひっくり返しました。

背中側はまだ焼けていないような見た目ですね。

この後2時間焼いていきます。20分毎に落ちた脂を塗るのが良いそうですが、30分毎くらいにやってました。

2時間焼いた後、220度にあげて30分焼けば完成です。

出来上がり

出来あがりを正面から見てみましょう!

上から

お尻から

素晴らしい焼き具合!カリッカリの皮になりました。

大きなお皿に乗せてもはみ出る大きさ。

アルミホイルの脂受けはこのように焦げ付きました。

脂をかき集めると瓶一杯になりました。200mlくらい?

色が黒くなっており、酸化してそうなので220度にオーブンの温度をあげる前にとるべきだったと思います。
一度チャーハンに使って捨てるかも。

ビールとワインも一緒にとるとなんとなく大きさがわかるでしょうか・・・

皮はカリッと、中はしっとり。初めての割にはかなりうまく焼けました。

オーガニックの赤ワインを合わせて、とても美味しくいただけました。

このワインおいしい。少し甘味があって、スパイシーさを後から感じる味でした。

さすがに一晩で食べきれないので、次の日のお昼にチャーハンにしてみました。油はガチョウから出た脂を使いました。ごはんはバスマティライス。バスマティライスでチャーハンを作ると、水分保有量が少ないため簡単にパラパラになります。さらに、米に香りがついているのでチャーハンにとてもよく合います。お試しあれ!

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もう一度作りました。4200gのGansをもう少し低温で調理しました。

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