カレーによく合うバスマティライスの炊き方2種類

料理

日本のジャポニカ米とは種類が異なるバスマティライス。ジャポニカ米に比較して、細長く、少し硬めでパラパラしているのが特徴です。本格的なスパイスカレー屋に行き、ナンではなくお米を注文すると、このバスマティライスが出てくることが多いでしょう。

世界ではジャポニカ米タイプの米よりも、バスマティライスタイプの米の方が主流だとか?ドイツのスーパーにもジャポニカと同タイプの米がリゾットライスとして売られていますが、ほとんどがバスマティライスタイプです。

袋に作り方が表記されてはおりますが、鍋を使ってパスタのように作るのが一般的のようです。

計量する

日本米のように炊く場合、分量を大雑把でもよいので測ることが大事です。と、いうのも、水の量もそれに合わせて増減する必要があるためです。
私はいつも250gをベースにして考えています。4人家族であれば1食でなくなるでしょう。我が家は4人家族ですが、子供が小さいため、消費量が少ないです。そのため、カレーを作るときは300gちょっと作り、2食分作るようになりました。

お米をリンスする

まず第一に、米は細かい網目のザルに入れて水で研ぎましょう。日本米と同じです。英語ではリンスと言うようです。米についているほこりや汚れを落とすことが目的です。そのため、ぬかを落とすように何度も何度も繰り返す必要はないかと思います。

お米を洗って水けを軽く切ったら準備は完了です。

ちなみに、一般的には塩を少量加えて炊きます。今回は入れていません。

日本米のように炊く

炊飯器を使ってもできるのでしょうが、ドイツ暮らしの我が家には炊飯器がありません。いや、結婚祝いにいただいた炊飯器はあるのだけど、職場の先輩からいただいた10年前(?)の変圧器が壊れて使えなかったため、段ボールの中に鎮座しているのです。

よって、新品の炊飯器は「こんにちは」した後、中に入っていた計量カップのみを取り出し使っています。

さて、分量です。

米 250 g
水 300 ml

これをベースにします。神経質になる必要はありません。最終的にはパラパラライスを目指すので、多い場合は後で調整します。米300gのときは比率は変わりますが、水350mlで作ってます。

  1. 水を鍋に入れて火にかける
  2. 沸騰したら火を弱火にする
  3. お米を入れて蓋をする
  4. 10から12分待つ (米により異なるため要チェック。15分の場合もあり。)
  5. 完成

途中一度だけヘラを使って、米の上下を入れ替えてあげると焦げつきにくくなると思います。水分がかなり少ない場合は、途中で足してもおいしくできます。

完成後、水が余っていれば、一度ザルにお米をあけるなどして水を軽く切って、鍋に戻します。出来れば山のように形を軽く整えると良いです。なだらかにするよりも水分が抜けやすいでしょう。

ごく弱火にして、5分程度おいておけばパラパラなライスになると思います。

この方法のメリットは、栄養素が多くなることです。余分なお水が出にくく、お米の中の栄養素が外に逃げにくいため、栄養素を多く残すことができるでしょう。
一方デメリットとしては、米の種類によっては米の美味しくないにおいが残ります。

基本的には、この方法で調理することがほとんどですが、以下の写真の右側をこれで調理したときににおいが気になったため、次に紹介する方法での調理の方が適していました。

バスマティ米

パスタのように炊く

この方法がドイツで売られている商品の多くに記載されている方法になります。お米の特有のにおいがお水にながれるため、クセの少ないお米になります。

炊く前の写真がこちら。隣はほうれん草カレー。

鍋で炊く
  1. 適当に水を鍋にいれます。1Lあれば良いでしょう。
  2. 沸騰したら火を弱火にする
  3. お米を入れて蓋をする
  4. 10から12分待つ (米により異なるため要チェック。15分の場合もあり。)
  5. ザルにお米をあけて水を切る
  6. 鍋に米を戻す
  7. 米を山の形にする(なんとなくでOK)
  8. 蓋をして弱火で5分程度待つ
  9. 完成
炊けた後

パスタのように炊くと言っても、製品によって若干方法が異なります。もうひとつの方法は以下のとおり。

  1. 適当に水を鍋にいれます。1Lあれば良いでしょう。
  2. 沸騰したら火を弱火にする
  3. お米を入れて蓋をする
  4. 5分待つ (<– 時間が短い)
  5. ザルにお米をあけて水を切る
  6. 鍋に米を戻す
  7. 米を山の形にする
  8. 30mlほど水を追加する(<– 追加工程)
  9. 蓋をして弱火で15分程度待つ (<– 時間が長い)
  10. 完成

ほとんど同じですが、3か所異なります。おそらく、蒸すことで栄養素の流出が少なくなるのではないかと思います。これは製品によって異なるため、作る前になんて書いてあるかチェックしてみるのもありです。

と、いうのも、あまり味に変わりはないような気がするからです。今回は、作り方の異なる2種類の製品を混ぜて、パスタで炊く方法の1つ目で作りましたが、おいしくできました。

炊きあがり

米はとてもパラパラなので、とろみの少ないスパイスカレーに相性ばっちりです。今回はほうれん草をペーストにして入れてみましたが、トマトに色が負けて普通のカレーの色ですね。

さて、残ったバスマティライスはどのように消費したら良いでしょう?

バスマティライスはとてもパラパラで香り高いので、チャーハンにもよく合うのです。しかも、水分がないためパラパラチャーハンが簡単に作れます。米の食感は変わりますが、日本米を使うより全然味がよいので、我が家ではチャーハンといえばバスマティライスです。チャーハンであれば米がメインなので、大量に余ったとしても簡単に消費できるのが嬉しいところ。

是非一度、バスマティライスを購入して試してみてほしいです。

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